独立開業に年齢は関係ない
一般的に「独立開業は若い内が良い」と言われています。
これは事実ですがだからと言って若いから起業に成功するというものでは無く、起業に成功するかどうかという事と起業する時の年齢は全く別物です。
「人生僅か50年」と言われていた時代に60代になってから国取りを始め、関八州を平定した北条早雲の故事を見るまでも無く、中高年になってから起業して成功を収めた人は大勢います。
そもそも独立開業は若い内が良いという意味は、若い内なら起業に失敗してもやり直しが利くという意味ですが、やり直しが利くという根拠は、単に若い人の方が動物学的に見れば寿命が長いというだけです。
やり直しというのはその人個人に「必ず再起してやる」という心構えがあるかどうかで変わって来ますので、年齢には特に関係ありません。
ただそうは言っても中高年になれば家族がいるのが一般的ですから、独身者の若い人に比べて起業にハンディがあるのは確かです。
ですから中高年になってから独立開業する場合は、より綿密に準備をしてから起業をする必要があります。
中高年になってからの起業は若い人よりもハンディがあると言いましたが、逆に中高年の方が起業に有利な部分もあります。
そのひとつは経験と人脈です。
中高年の人は長年の人生経験があり、その為顧客心理の機微を読取る面などでは若い人よりも優れていますが、これは起業に際しては重要な要素になります。
又、長年培って来た人脈も若い人に比べて豊富で、しかもその人脈の多くは社会的地位も高い人ですから、これも起業に際しての大きな成功要因になります。
更に独立開業に必要な資金も一般的に若い人よりも中高年の方が豊富に用意出来ます。
独立開業の経験がある人ならば誰でも分かりますが、起業する場合、資金は出来るだけ多い方が選択肢も広くなり、事業の耐久力も高くなりますので成功の確率が高くなります。
今法律的には株式会社は資本金「1円」から設立出来ますが、実際に資本金1円でもやって行けるのは大学発のベンチャー企業などの様なごく一部の株式会社だけで、普通の人が資本金1円の株式会社を作って営業に廻っても相手にされません。
それに会社設立の翌日からその会社は電話代や電気代すら払えませんね。
この様に年齢の高低はそれぞれメリット、デメリットがありますので、独立開業に年齢はあまり関係ありません。
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