1年分の生活費は大丈夫?
昔は「独立開業する時は3年分の生活費を準備して奥さんに渡しておけ」と言われていました。
今でもその様に書かれている独立開業の手引書はあります。
これは独立開業によって家族の生活まで破壊しない為の心掛けとして言われている言葉です。
しかし現実の問題として3年分の生活費を準備して奥さんに渡そうと思えば、サラリーマンを退職する時の退職金と貯金の大半を奥さんに渡す事になり、誰かが自分の事業に出資してくれない限り起業に必要な資金を確保出来ません。
他人からもし事業が失敗すれば「捨て金」になる出資金を集めるのは、過去に経営者としての実績がある様な人でないと相当困難です。
ですから独立開業する場合の奥さんに渡す当面の生活費は自分で準備しなければいけませんが、事業の運営に必要な資金を出来るだけ多くしようと思えば、普通の人は1年分の生活費を準備して奥さんに渡すのが限界ではないでしょうか?
それに一般的に見て起業から1年経過しても最低限の生活費程度の収入を稼ぐ目途すら立たない事業は、かなり先行きは厳しいと言わざるを得ませんね。
起業をした以上は1年でとにかく最低限度の生活が出来る程度の収入を得る様、懸命の努力をする必要があり、それが起業を成功に導く鍵だと思いますが如何でしょうか?
事業を成功させる為にはある意味「背水の陣」の心構えが必要で、なまじっか資金が豊富だとかえってのんびりしてしまって、顧客開拓の営業努力などが緩慢になってしまいます。
実際に起業に成功したベンチャー企業の経営者などを見ても、最初から豊富な資金を持って起業した人はいませんね。
ただこの様な成功者に共通しているのは、家族に責任を持たなくても良い独身時代に起業した人が多い事です。
やはり独立開業をしようと思えば気力、体力もあり、リセットが何度でも出来る若い内に決断するのが有利なのは確かな様です。
但し、若いという事は一般的に考えると、起業に必要な資金も乏しいという事ですから、開業に際してほとんど資金のいらないビジネスモデルについて頭を使って考える必要があります。
いわゆるアイデア商売やフランチャイズ店などとしでの起業ですね。
もちろんそれを成功に導く為には相当な努力が必要ですが。
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