独立開業したら経理は重要
事業というのは例えそれがどんな業種でも、又、どんな小さな規模の事業でも「経理」が重要になります。
事業というのはそれが個人商店であっても、事業の収支と個人の家計は分離しなければいけませんね。
何故事業の収支と個人の家計を分離しなければいけないかというと、まず税務対策上の問題があります。
独立開業して起業すればその日から自分は事業主になりますから、その事業が個人経営であれ法人であれ、税法上の事業税や法人税の納税義務者になります。
税法上の事業者の区分は大きく分けて「青色申告事業者」と「白色申告事業者」に別れます。
青色申告事業者というのは法人の全てと、個人事業主で青色申告の届出をした事業者で、白色申告事業者はそれ以外の事業者という事になります。
青色申告事業者の場合はサラリーマン時代の会社で経理課員がしていたのと同じ、「複式簿記」による会計帳簿の記帳が義務付けられます。
ですから仮に法人として起業した場合、「自分は経理がサッパリ」と言うわけには行きません。
自分に経理の知識が無く複式簿記による記帳が難しい場合は、税理士さんなどの経理の専門家にアウトソーシングして記帳してもらうなどの方法を考えなければなりません。
では自分は法人事業ではなく個人事業としてラーメン店を起業するのだから、青色申告ではなく白色申告を選べば経理なんて面倒臭い事はしなくても良いのかというと、そんな都合のよい事にはなりません。
白色申告事業者でも事業税を計算する時の裏付けとして会計帳簿をきちんと記帳していなければ、そもそも正しい申告額の計算が出来ません。
又、経理は何も納税の為だけにあるのではありません。
起業した後経理がいい加減で、事業収支と個人の家計がごちゃ混ぜになっていたのではいったい商売をして儲かっているのか損をしているのか分かりませんね。
起業した本人が儲かっているのか損をしているのか自分がよく分からないのでは、ましてや外部の人間にはさっぱり分かりませんので、金融機関による資金の融資など外部の支援も望めません。
それでは何とか三食食べて行けても事業を大きくする事は望めませんね。
この様にただ食って行くだけの商売は事業とは言わず、生きて行くだけの業という意味で「生業」と言います。
せっかくサラリーマンを辞めて独立開業したのに、ただ生きて行くだけに商売をしているのなら、起業などせずにそのまま安定したサラリーマンとして生涯を過ごした方がずっとましですね。
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